インターネットがものすごく身近になった昨今、パソコンや携帯電話だけでなく、様々なものがインターネットに繋がる時代になってきました。
この記事では、今話題のインターネットに繋がるIOT家電(スマート家電)について、オススメなどを交えながらお話ししたいと思います!
IOT家電とは?
そもそも『IOT(アイオーティー)』とは、Internet of thingsの略称で、『モノのインターネット』という意味をもっています。
IOTは今までインターネットに繋がらなかった車やその他機械、電子機器や家電をインターネットに接続し、情報共有や遠隔操作を行うために考案された仕組みです。
つまり、記事の冒頭にある『IOT家電』とはインターネットに繋がる家電のことです。なかにはAI(エーアイ)を取り入れたものもあるんですよ!本当、凄い時代です。
みなさん、スマートホームやスマートハウスという言葉は聞いたことありますか?
この、スマートホームやスマートハウスも『IOT』の仕組みを利用したものです。
ちなみにIOT家電も『スマート家電』などと言われたりします。
種類別IOT(スマート)家電おすすめまとめ
それでは家電別に『IOT家電(スマート家電)』をご紹介していきます!
IOT テレビ(SONY BRAVIA A95Kシリーズ)
IOT家電の代表格ともいえるテレビ。
少し前から、Wi-Fiダイレクトという機能によりスマホとテレビを接続し間接的にインターネットへの接続はできるものもありましたが、今はテレビ本体がルーターと無線LAN(Wi-Fi)接続できるモデルが出ています。
そして、SONYのBRAVIA A95Kシリーズをはじめとした最新のテレビなら、スマホのようにテレビにはアプリが入っています。種類は様々で、YouTubeはもちろん、HuluやNetflixなど豊富です。しかも、スマホのようにアプリのダウンロードも可能なのです!
テレビのリモコンにはHuluやNetflix、YouTubeのボタンがあるので操作も楽々!ワンプッシュでアプリの起動が行えます!
もちろん、スマホからの操作も可能ですので、スマホで見たい動画を探してテレビに映し出すこともできます!
4Kテレビにそろそろ買い換えたいという方、BRAVIAはいかがですか?
IOT Blu-rayレコーダー(SONY UBP-X800)
ブルーレイレコーダーもインターネットに繋がります。
ブルーレイレコーダをインターネットに接続し、SONY製品の場合Video & TV SideViewというアプリを使えば、下記のことが行えます。
ちなみにですが、対応機種であればテレビでも下記のことができます。
番組表の確認
予約ランキングをアプリで確認することができます。
まぁこれは、地デジ対応ならほとんどのテレビでできますね。
予約ランキングで注目の番組を確認
予約数に応じた番組のランキングを見ることができます。
自分が今まで見なかった番組に出会えるかもしれません。
スマホをリモコンに!
リモコンが見つからない!壊れた!なんていう時に役立つかもしれません。
このVideo & TV SideViewというアプリを使えば、スマホをSONYのテレビやブルーレイレコーダーのリモコンとして使うことができます。(対応商品のみ)
外出先で録画予約可能!
これぞまさにIOT!
アプリを使えば、外出先で気になる番組を見つけた、録画予約をし忘れた!なんて時、このアプリとアプリ対応のブルーレイレコーダーがあれば、外出先でも録画予約がてきてしまいます!
外出先でも視聴OK!
これもIOTの恩恵と言えますね!
このアプリと専用の視聴用プラグイン(初回のみ課金必要)を使えば、家でも外でもWi-Fi経由で録画の番組はもちろん、放送中の番組も見れてしまいます!
そして、インターネット経由なので、インターネット環境さえあれば海外でも視聴可能なのです!
アプリ詳細:Video & TV SideView
ブルーレイレコーダー詳細:UBP-X800
IOTエアコン(エオリア)
IOTエアコンは様々ありますが、パナソニックの『エオリア』を例にご紹介します。
エアコンのIOTですが、機種によっては親機のルーターとは別に専用のルーターを用意しなければいけないものもあります。
しかし、パナソニックのエオリアの新しい機種(2018年モデルのWX/Xシリーズ以降)は、WiFiの送受信機(無線LAN)を内蔵しているので、インターネット及びWiFi環境、専用アプリさえあればOK!
アプリ操作により下記のことができます。
空気清浄機を天候に合わせて自動起動!
インターネットに接続することで、ウェザーニュースから3時間ごとの気象データ(PM2.5、花粉)を受け取り、AIが自動で解析を行ってくれます。
この解析結果をもとに、空気の汚れを先読みし、空気清浄を行います。
解析には居住地域や建物の構造、機密性など様々な要素を加味しており、高度な解析が行われてそうです!
つけっぱなし判定!
1時間くらい出かけたいけど、エアコンをつけっぱなしにするかどうか悩みませんか?
場合によってはつけっぱなしにしておいた方が電気代が安くつくこともあります。
このアプリに出かける時間を入力するだけで、つけっぱなしにするべきか否かを判定してくれます!
帰宅前の自動温度チェック!
外出先から家の近くまで帰ってきた時に、自動で部屋の中が『暑い』か『寒い』を知らせてくれます。
エオリアならあなたのお好みの温度を設定できるので、設定温度に応じて暑いのか寒いのかを知らせてくれます。
お知らせを受け取ったら、アプリでエアコンを起動させ、家に帰る前にお部屋を快適な温度にしておくことができます!
家中のエアコンをスマホ1つでチェック!
家族全員で出かける時、各部屋のエアコンの切忘れをチェックするのって面倒ですよね。
家のエアコンを全てアプリ対応のエアコンにしておけば、スマホ1台で全てのエアコンのONとOFFがチェックできます!
また、切忘れがあってもそのままスマホで切り操作ができるので、急いでいる時はかなり便利だと思います!
外出先でもエアコン操作可能!
外出先でもエアコンの操作がアプリでできちゃいます!
もちろん、エアコンの稼働状況も確認できるので、『あっエアコン切忘れたかも!』っていうときに確認し、切忘れていたならそのままアプリで切ることができます!
旅行等で長期間家を空ける時、エアコンを切り忘れていて電気代が大変なことに…。なんとことも防げちゃいます!
エオリア本体詳細:エオリア
エオリアアプリ詳細:エオリアアプリ
IOT冷蔵庫(SHARP SJ-GA55E)
冷蔵庫はSHARPを例にします。
SHARPではCOCORO KITCHEN(ココロキッチン)というサービスを提供しており、SHARP製品であるヘルシオやホットクック、冷蔵庫といった家電のIOT化を行ってくれます。
SHARPの冷蔵庫をWi-Fiでインターネットに接続すると、下記のことができます。
各家庭に応じたアドバイス!
購入履歴などをAIが学習し、ご家庭に応じたレシピの提案や、食材の保存方法からそろそろ買った方がいい食材までを教えてくれます。
これらのことは、冷蔵庫の液晶画面で行えます。
アプリと連携でさらに便利!
COCORO KITCHENアプリと連携させるとさらに便利です。
外出先でメニューのレシピを確認できたり、購入履歴の確認も行えます。
また、アプリから冷蔵庫に伝言メモを送信できるので、スマホを持っていなくてメッセージを送れないお子さんがいる場合などに役立ちそうですね。
IOT照明
照明シーリングライトと、電球タイプがあります。
LED電球(Philips Hue)
Philips Hueのランプなら、外出先でもランプの点灯・消灯操作が行えます。
現在位置データを利用することで、家を出る時に照明をOFF、家に帰れば照明をONにすることも自動で行えます。
また、アプリのスケジュール機能により、決まった時間に点灯・消灯を行うことができるので、家にいないけど防犯のために決まった時間に点灯させたい。なんてことも可能です。
そして、このランプは勉強に集中したいとき、くつろぎたい、やる気を出したいなどのシーンに応じた調光ができます!
LEDランプに買い換えるなら、Philips Hueにしてみませんか?
アプリ詳細:Philips Hueアプリ
ランプ詳細:Philips Hue
LEDシーリングライト(SONY マルチファンクションライト)
日本の家庭のメインライトは一般的にこのシーリングライトだと思います。
このシーリングライトもWi-Fi接続によってさまざまなコントロールをスマホから行えます。
先ほどのPhilips Hue同様に、外出先から照明のON・OFFや、シーンに応じた調光・調色に加え、音楽を流したりメッセージを送れたり、温度や湿度などのお部屋のコンディションをモニタリングできてしまいます。
値段こそ高いのですが、LEDですので長寿命ですし、さまざまな便利機能が備わっているので買い替えるなら、IOT照明がお勧めです!
IOTコンセント(MEROSS)
家電がIOTに対応していなくても大丈夫!
このIOTコンセントさえあれば、Wi-Fiでコンセントとインターネットを接続するだけで、外出先から電源のON・OFFをコントロールできます!
例えば、ハロゲンヒーターやファンヒーターだと火災がの心配があるので、消し忘れは非常に心配になりますよね。そこでストーブの電源にこのコンセントを使っておけば、ストーブの消し忘れを思い出したとしてもスマホ1つで、電源を遮断することが可能です。
また、スケジュール登録もできるので、◯時に照明をONにしたい!って時でも、このコンセントを使えば可能です。
IOTスイッチ
コンセント以外にもスイッチまでIOT化しているものもあります。
さまざまなスイッチに貼り付けることができるので、換気扇などのスイッチに有効利用したいですね。(個人的にw)
IOTで施錠
最近の家は、標準でスマートキーを取り付けている場合もあるみたいですが、後付けでもスマートキーにすることも可能です。
Qrioのスマートロックなら簡単に後付けすることが可能です!
このスマートキーは基本的にスマホとのやり取り(Bluetooth)により、施錠・解錠を行えます。
できることは色々ありますが、近づくだけで解錠できたり、ドアが閉まると施錠し、鍵のかけ忘れも防止できます。
また、別売りのQrio HUBを使えばインターネット接続ができるため、外出先での施錠・解錠操作を行えますし、誰がいつ施錠・解錠を行ったかを監視することも可能です。
スマホを持っていない人はどうなの?と心配になりますが、別売りで専用キーも用意されているので、スマホを持っていなくても大丈夫です。
電源は電池を使用し、平均1年は電池の交換をしなくても大丈夫だそうです。
万が一のこともあるため、バックアップ用の電池を入れておくことも可能です!
わざわざ鍵を持ち出す必要がないので、便利ですね。
外出先でも鍵の操作が行えるので安心です。
Qrio詳細:Qrio公式HP
解錠・施錠だけではなく、Qrio Hubとただいまキットというものを組み合わせれば、お子さんが帰宅したことを知らせてくれます。
共働きが多い今の時代、家に誰もいないので子供が帰ってきたのか不安になることがあると思います。
仕事中にお子さんの帰宅がわかれば安心できますよね。
Qrio ただいまキット詳細:Qrio公式HP
窓の鍵もIOTでチェック!
玄関の鍵だけでなく、窓の施錠状態もスマホで確認できます。
leahee(リーフィー)ならセンサーを窓に貼るだけで窓の戸締りや開閉、侵入者を検知できます。
外出先でも、窓が開けばスマホアプリがお知らせしてくれます。
もし侵入者が入れば、大音量のブザー(HUBがスピーカー)を吹鳴させ、侵入者に対し警告してくれます。
ただし、月額料金が必要なのでご注意を!
(※入会はleafee公式HPから!)
詳細:leafee公式HP
IOT防犯カメラ
ネットワークカメラって聞くと、めちゃくちゃ高いようなイメージありませんか?
会社などの公共の場や、お金持ちの家ににあるようなイメージを持ってらっしゃるかと思います。(私もそうでしたw)
しかし、今は数万円程度で設置可能なんです!
しかも無線なので、工事も必要なし!電池タイプのものを選べば、全く配線を気にする必要ありません。
パナソニックのスマ@ホームシリーズのカメラなら、AC電源タイプからバッテリータイプ、子供やペットの見守り用、防犯用と細分化されたラインナップで、同シリーズなら1つのホームユニット(カメラの通信親機)で、最大4代まで接続可能です!
また、屋外用カメラにはセンサーが付いており、侵入者などをセンサーが感知すると、スマホに通知が届くので外出先でもお家の様子を確認できます。
そして、おはなしカメラにもセンサーが付いているので、お子さんが帰宅した時などにスマホに通知が届き、そのままカメラ越しにお話することも可能です!
詳細:スマ@ホームシステム
パナソニック 屋外バッテリーカメラキット KX-HC300SK-H
IOTインターホン
こちらもパナソニック製品です。
このインターホンを使えば、不在時に来客があった場合でもスマホに通知が届くので、外出先での応対が可能です。
配達などの再配達の旨を伝えるのにも便利そうですね。
そして、本機の取り付けですが、後付けも可能のようで頑張れば電気屋さんに頼まなくても自分で取り付けることも可能だとのことです。
詳細:パナソニック
スマートスピーカーでIOTをより便利に
スマートスピーカーはIOT家電の火付け役といってもいいのではないのでしょうか。
これまでに紹介してきたIOT家電・スマート家電はほとんどが、Google HomeやアマゾンのEcho Spotなどのスマートスピーカーに対応しています。
何ができるかというと、『OK!Google!照明をつけて!』なんてことができます。
他にも天気予報を聞いたり、翻訳してくれたりとスマホで検索しなくても会話する感覚で調べ物ができるのです。
近未来的ですよね!
結構な人気のようで、あなたの周りにも持っている人がいるかもしれません。
IOT家電・スマート家電に必要なこと
IOT家電がたくさんあることを知っていただけましたでしょうか?
これらはほんの一部で、まだまだ沢山存在しています。
ところで、これらのIOT家電、スマート家電全てに共通して必要なものがあります。
それは無線LANつまりWi-Fiです!(Bluetoothでスマホと直接やり取りするものは除く)
これらの家電はWi-Fiを使ってインターネットに接続する必要があるので、ご家庭にWi-Fi環境が整っていないと外出先で◯◯するということはできません。
まずはWi-Fi環境を整えましょう!
IOTに必要なWi-Fi環境
家電の数にもよりますが、Wi-Fi環境は複数代の機器と同時に通信できて、遅延の少ないパワフルなものがいいでしょう。
スマホをアクセスポイントにするデザリングなんかでは厳しいでしょう。むしろ、スマホを持って外出すると家電がインターネット接続できなくなるので意味がありません。
IOT家電は光回線などのブロードバンドかWiMAX2+に限られてきます。
また、ルーターもパワフルなものが必要なので、数台しか接続できないルーターなんかでは信用になりません。
十数台の機器接続が保証されているものを選ぶほうが無難と言えます。
IOTが持つリスク
もちろんIOTはいいことばかりではありません。リスクも抱えています。
どんなリスクかと言いますと、ハッキングです。
IOTのネットワークに入り込まれ、スマートロックを解錠し家に忍び込まれたり、エアコンの稼働状況や電気の点灯状況などから生活リズムを読み取られたりなどなどが挙げられます。
このようなことは極めて稀だとは思いますが、無いとは言い切れません。
Wi-Fiのパスワードを強力にするなどの対策が必要です。
参考:悪意あるハッカーから自宅のWi-Fiルーターを守る10の対策