【重要】通信制限以外にもあるWiMAXの通信速度が遅い5つの原因!

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WiMAX、WiMAX2+の速度がなぜか遅くなってしまった!なんてことありませんか?一番に考えられる原因は『速度制限』だと思います。しかし、速度制限以外にも速度が遅くなる原因が潜んでいるかもしれません!

この記事では、WiMAX、WiMAX2+の速度が遅くなってしまう原因をご紹介します。

※本記事では便宜上、WiMAX及び、WiMAX2+を総称して『WiMAX』と表記することがあります。

WiMAXの速度低下の原因

速度制限を受けている

速度制限

速度制限で一番に思いつくのが速度制限だと思います。で、この速度制限なんですが、大きく分けて3種類あります。

月間利用量による制限

月間の利用量制限が設けられているプランであれば、WiMAXの通信データ量及び、au 4G LTE の利用料の合計が7GB以上超えた場合、月末までの通信速度が送受信最大128kbpsまで低下します。(翌月1日に順次解除されます。)

3日で10GB制限

上記リンク先で詳しく説明していますが、月間のデータ利用量による速度制限が無いと言われている『ギガ放題』プランをご契約されている場合でも適用されてしまう制限がこの『3日で10GB』の制限です。(au 4G LTEの通信量も含む)

この制限が掛かってしまった場合、制限が掛かった日の翌日に解除されます。

ちなみに、3日間3GB制限に引っかかった場合の、通信速度は公表されていませんが、最大速度が~1Mbpsほどになると言われています。

au 4G LTEによる速度制限

ハイスピードプラスエリアモードに切り替え可能機種(Wi-Fi WALKER WiMAX 2+ HWD14/15、Speed Wi-Fi NEXT W01等)に限りますが、WiMAXの電波状況が悪い場合などにau 4G LTEの電波を利用して通信することができます。(ハイスピードプラスエリアを利用した月は別途1,005円が掛かります。)

このハイスピードプラスエリアモードで、au 4G LTEを利用すれば、WiMAXの電波状態が悪い場合でも安定したデータ通信を行うことができますが、制限の対象になりかねません。

ギガ放題プランの月間使用量制限の概要は以下の通りとなっています。

ハイスピードモードの「WiMAX 2+」通信において、月間のデータ通信量による速度制限はありません。

ただし、LTEオプション対応機種にて、「ハイスピードプラスエリアモード」での「WiMAX 2+」および「au 4G LTE」の当月の通信量の合計が7GB以上となった場合、当月末までの「WiMAX 2+」および「au 4G LTE」の通信速度が送受信最大128kbpsとなります。なお、この制限が適用された後は「ハイスピードモード」の「WiMAX 2+」通信もその制限の対象となります。

引用元:UQ WiMAX

つまり、ハイスピードプラスエリアモードを使用した状態でデータ通信を続け、7GBを超えるとギガ放題プランを契約してたとしても月末まで速度制限の対象になるということです。

『WiMAX』を利用している

速度低下

まだWiMAX2+ではなく、WiMAXを利用していませんか?

WiMAXは2015年3月頃から徐々に下り最大速度が低下し、今となっては下り最大速度が13.3Mbpsまで下がってしまっています。その分、WiMAX2+の速度がどんどん加速し、下り最大速度が220Mbpsに到達したのです。

UQ WiMAXもWiMAXからWiMAX2+の切り替えを推奨しています。

WiMAXからWiMAX2+への乗り換え案内

今ならお得に切り替えることができますので、まだWiMAX2+に切り替えていない人は、切り替えることをおすすめします!

WiMAXのサービスエリア外で利用している

WiMAXをエリア外で使用

WiMAX通信サービスエリアはどんどん拡大中です。しかし、逆に言うとまだ、サービスエリア外の場所も存在します。

サービスエリア内だったとしても電波が不安定で、通信速度がとても遅い!という場合もあります。

このエリアを知るには事前にTry WiMAXを利用して確かめるか、UQ WiMAXのHPでエリア情報をチェックするくらいしか方法がありません。

安定した通信速度を確保できるエリアを調べるのにはTry WiMAXが一番有効な手段だと思います。

また、とくとくBBならお申込み日から20日以内であれば、違約金無料で解約することができます!
これならわざわざTry WiMAXを利用する手間も省けますね!
ただし、違約金無料で解約するのにはお申込み日から20日以内であるのと、ご利用エリアのピンポイントエリア判定が『〇』である場合となりますので、お申込み前には必ずピンポイントエリア判定を行うようにしましょう!

詳しくは、とくとくBBのホームページからご確認ください!

もし、エリアを調べずに契約してしまい、WiMAXの通信速度が遅い、または圏外である場合は、UQ WiMAXのHPよりエリア要望を行いましょう。

電波障害が発生しやすい状況(場所)である

WiMAX混線

電波障害を受けている

周囲にWiMAX、Wi-Fi電波を発するものが多く存在していませんか?

Wi-Fi、WiMAX、一部の電化製品などから発せられる電波は、(Bluetoothも含む)多くの場合2.4GHz帯の周波数を使用しています。2.4GHz帯といっても十数チャンネルに分かれており、極力電波の干渉を避けられるようにはなっているのですが、場合によってはチャンネルがかぶってしまい(または、近いチャンネルで)、電波障害を引き起こす場合もあります。

つまり、マンションなどの集合住宅、オフィスビル、公衆無線LAN(Wi-Fiスポット)設置個所、カフェ等だと、電波障害により通信速度が劇的に遅くなる場合があるということです。

WiMAX通信端末(Wi-Fi端末)の取扱説明書にチャンネル変更方法が記載されているので、チャンネル設定を変更してみましょう。

これで、通信速度が改善する場合もあります。

また、2.4GHz帯ではなく、5GHz帯を使用するという手段もあります。(設定方法などの詳細は、各種取扱説明書をご覧ください)

5GHz帯を使用することで、2.4GHz帯の電波より高速で、周囲の電波障害を受けにくくなるため、安定した高速な通信を行えるようになります。

しかし、利用機器の中では5GHz帯に対応していないものもありますし、建物の壁や床などの障害物の影響を受けやすくなるので、屋内や、ビルに囲まれているような場所には不向きかもしれませんので、まずは2.4GHz帯のチャンネルを変更してみましょう。

鉄筋コンクリートの建物内で利用している

Wi-FiやWiMAXの通信方式は、木造の建築物に比べて、マンションなどの鉄筋コンクリートの建築物内では、電波が弱くなる場合があります。これは壁の厚みなどによって違いがあります。

Wi-Fi、WiMAXの基地局が近くにあれば、それほど影響は受けないかもしれませんが、基地局から離れている場所のマンションでは壁などの影響により、通信速度が不安定になる場合があります。

解決策としては、室内でWiMAXを利用する場合は窓際に端末を置くようにしましょう。(なるべく高い位置が好ましい)壁に比べて窓は電波を通しやすいので、端末が電波を受信しやすくなります。

壁際に置くだけでは電波強度が改善されない場合は、自作のアンテナ(リフレクター)を制作すると、大きな効果を得ることも可能です。(以下、参考動画参照)

これで、多くの場合改善されると思います。

しかし、WiMAXの端末の電波受信レベルが安定したとしても、WiMAX端末から発信される電波をスマホなどの端末がうまく受信できないケースがあります。1ルームマンションだとあまり気にすることはありませんが、2部屋以上の鉄筋コンクリート住宅は部屋と部屋の間には壁がありますので、この壁によって電波が妨害されるケースもあります。

例えば、リビングに端末を置いている状況で、リビングでは快適にインターネットを利用できるのに、寝室に移動すると電波が弱くなるなんてことはよくある話です。これはWiMAXだけに限らず、固定回線のインターネット(光通信など)で、無線LANでWiFi接続している場合も同様です。

こういった場合は、家の中心にWi-Fi中継器を設置することで改善されるでしょう。

Wi-Fi中継器は割と安価で手に入れることができるので、すぐに試せると思います。

WiMAX端末が省電力設定になっている

 

意外と見落としがちなケースかもしれません。

WiMAX端末には省電力モードというものがあるのはご存知でしょうか?(端末によっては省電力設定が無い場合もあります。)

この省電力モードを設定することにより、端末の消費電力を抑え、バッテリーを長持ちさせることが可能なのですが、通信状態を制御することで省電力を計るので通信速度が低下します。

WiMAX端末の設定を確認し、省電力モードになっている場合は、ハイパフォーマンスモード(初期値)に設定しなおしましょう。

最後に

上記でご紹介した内容が全てとは限りません。もし、上記を全て試したものの改善されない場合は、各プロバイダに問い合わせてみましょう。