自宅でWi-Fiに接続しているのに、動画視聴やSNS観覧をしたらギガが劇的に減っているってことありませんか?
そのほかにも、スマホをあまり使用していないのに通信量が増えていることはありませんか?
この記事では、この二つの原因かもしれない設定についてご説明致します!
Wi-Fi接続しているのに通信量が増えている!
通常、Wi-Fiを接続していれば、LTEの通信量が増えることはありません。
しかし、ふとした時に通信量が増えていた!なんてことが起きてる方がちらほらいらっしゃるようです。
そんなときに確認して頂きたい設定はWi-Fiアシスト設定です!
通信量が増えるのはWi-Fiアシストが原因!?
iPhoneの設定にWi-Fiアシストというものがあります。
Wi-Fiアシストとは?
Wi-Fiアシストとは簡単いいますと、『Wi-Fi通信をLTE通信がアシストする』というものです。
この設定がONになっていると、Wi-Fi接続中に通信状態が不安定になった場合、一時的にWi-Fi通信からLTE通信(モバイルデータ通信)に切り替え、インターネット接続が途切れないようにアシストしてくれているのです。
この機能は、ほとんどのアプリに有効ですが、一部非対応のアプリケーションがあるようです。
また、この機能はiOS9以降のもですので、お持ちのiPhoneにはこの機能が搭載されても可能性もあります。
下記の設定方法から搭載されているか、そうではないかを確認して下さい。
Wi-Fiアシスト設定の切り替え方法
あなたのiPhoneの設定が、Wi-Fiアシスト有効となっているか無効となっているのかを下記の要領で確認できます。
まず、設定アイコンをタップし、設定画面を出して下さい。
そして、設定画面内の『モバイル通信』をタップして下さい。
すると、モバイル通信に関する設定が色々出てきます
そして、下の方へスクロールスクロールしていきます。
モバイル通信設定画面の一番下までスクロールすると、『Wi-Fiアシスト』の設定項目が出てきます。
で、この項目の右端にトグルスイッチという、ON↔️OFFを切り替えられるスイッチがあります。
このスイッチが緑色になっている状態がONの状態です。
このトグルスイッチをOFFにすることによって、Wi-FiアシストがOFFになります。
Wi-Fi接続しているのに通信量が増えている、ギガ数が減っているという方はこの設定をOFFにしてみましょう。
ただし、この設定をOFFにしてしまうと、当然ですがWi-Fiの電波が不安定の場合、動画が途中で止まったり、写真がなかなか読み込めなかったりする可能性があるので、注意して下さい。
そもそもWi-Fiの電波状態が悪いのが問題なので、自宅のWi-Fi電波が安定しないという方は、下記リンクを参考に電波状態の改善をしてみて下さい!
スマホを使っていないのに通信量が増えている!
そもそも、そんなに動画やWEBページ、SNSを見たりしていないのに、ギガ数がガンガン減ってしまっていませんか?
そんな方も、iPhoneの設定が原因かもしれません!
写真アプリがバックアップを行なっている!
バックアップ?なんのこと?って思われる方が多いのではないでしょうか?
実は、iPhoneの写真アプリ(アルバム)にはバックアップ機能が存在し、しかもこれが厄介なことに最初からバックアップをする。という設定になっています。
写真アプリを開き、最下部を見て下さい。
アプウロードが完了しました。になっていませんか?
それは、文字通りバックアップが完了したということです。
iPhoneのカメラで写真を撮った後に、すぐ写真アプリを開くと、下の写真のように『アップロード中』と表示されます。
この機能は、何らかの理由でiPhone内のデータが消えてしまったとき、データを復活させるために、あなたのiPhone内にある画像データ・動画データをiCloudという、インターネット上の保存先へ事前にバックアップ保存を行うものです。
いざという時に便利な機能なんですが、このiCloudに保存する為にはもちろん通信が必要です。
で、標準ではこの保存する為のデータ通信が、Wi-FiだけではなくLTE(モバイルデータ通信)でも行えるような設定になっているのです。
しかも、バックグラウンド、つまりアプリを開いていない状態でもバックアップ保存のための通信は行われます!
ちなみにこのバックアップ保存されたデータは共有フォルダにいれない限り第三者には見られません。
写真や動画をよく撮る方なんかは、頻繁にバックアップを行なっているのでギガがどんどん減っている可能性があります。
また、写真や動画撮影だけではなく、ダウンロードした写真や動画も、写真アプリに保存するとバックアップを行います。
バックアップを無効にする方法
バックアップを無効にする方法は2パターンあります。
ひとつは、バックアップそのものを行わないようにする。
もうひとつは、Wi-Fi接続の時だけバックアップを行うようにする。
この二つです。
バックアップそのものを行わないようにする。
設定画面を下にスクロールします。
すると、写真アプリが出てくるので写真アプリをタップします。
この画面で写真アプリに関する様々な設定が行えます。
そして一番上に『iCloud写真』という項目と、トグルスイッチが出てきます。
このトグルスイッチが緑色の状態だとバックアップが有効となっています。
もし、自動バックアップを行いたくないのであれば、トグルスイッチをタップして無効に切り替えて下さい。
トグルスイッチを押すと、今までのバックアップデータを完全に削除するか、端末に保存するか問われるので、必要に応じた操作を行なって下さい。
※データ破損・紛失などの責任は負いかねます。
Wi-Fi接続の時だけバックアップを行うようにする。
LTE(モバイルデータ通信)ではバックアップを行わずに、Wi-Fiに接続した状態ではバックアップを行うようにする設定です。
前項の手順で写真アプリの設定画面を出して下さい。
写真アプリの設定画面の少し下の方に『モバイルデータ通信』という項目があるので、それをタップします。
すると、モバイルデータ通信の項目とトグルスイッチが出てきます。
このトグルスイッチが緑の状態は有効、グレーならば無効の状態です。
トグルスイッチで有効・無効を切り替えましょう。
これで、Wi-Fi接続の時だけバックアップが行われます。
バックアップはいざという時に必要だと思うので、この『Wi-Fi接続の時だけバックアップを行うようにする。』を個人的にお勧めします。
そのほかにもバックアップを行うアプリが…
iPhoneの写真アプリ以外にも、Googleフォトや、Amazon Photosなどといったアプリにはバックアップ機能があるので、一度設定を確認してみましょう!