APS-Cの入門機や中級、コンデジでカメラデビューして、カメラにどっぷりハマるとフルサイズがどうしても欲しくなる。
センサーサイズの大きさはやはり写真に顕著に現れてきます。ノイズ耐性やボケの綺麗さなどなど。
僕自身もエントリーモデルであるEOS Kissシリーズでカメラにハマり、今はフルサイズの6D Markⅱ(フルサイズの入門機)を使っています。
でも、フルサイズは金銭面的なハードルが高いのがネックなんですよね…。
せっかくカメラの扱いにも慣れ、ある程度満足できる写真が撮れるようになって、フルサイズ機を買ってステップアップしたいのに金銭面的な理由で諦めるのは本当に勿体無いと思います。
そこで、つい先日にCanonの修理サポートが終了したEOS 5D Markⅱはいかがでしょうか?
ポートレートで有名なイルコ氏(@ilkoallexandrof)も名機と呼ぶほどの機種にも関わらず安くなっています。
この記事では今更だけど今からアツい5D Markⅱのスペックなどなどについて書いていきます。
EOS 5D Mark IIとは
まずはじめにEOS 5D Mark IIについて簡単に説明したいと思います。
EOS 5D Mark IIは2008年発売のフルサイズ一眼レフカメラで、画素数は2,110万画素です。
同じフルサイズ機で1Dという機種がありますが、こちらはプロを意識したモデルであり、5Dはハイアマチュアモデルとして位置付けられています。ハイアマチュアモデルと言いながら、多くのプロカメラマンにも使われていますが…。
重量は本体のみで810gで、僕の持っている6D Markⅱの690gと比べるとなかなかな重量感ですね。
記録媒体はSDカードではなくCFカードオンリーなので、SDに慣れている方には少し戸惑いがあるかもしれません。
また、2008年モデルですので本体にはWi-Fi通信機能が備わっていませんし、CFカードにはWi-Fi通信ができるものがありません。(僕の知っている限りでは!)
なので、撮ってその場でスマホに移したいのであればフラッシュエアーなどのWi-Fi機能を持ったSDカードと、SDを挿入するためのCFカードアダプターが必要になってきます。(手間だけどWi-Fi機能が使えるならOK!かな?)
なぜ今更EOS 5D Markⅱがおすすめなのか?
EOS 5D Markⅱは2019年11月にキャノンの修理サポートが終了しました。
これにより、5Dをキャノンに出しても修理してもらうことができません。
え?じゃあダメじゃん!って思うかもしれませんが、これは逆にチャンスです。
サポートが終了するとその商品の価格がガクッと下がるのが世の常です。(たぶんw)
例によって5Dの価格も3万円台(中古)と超超お手頃価格になっています。コンデジ並みもしくはコンデジ以下の金額です。
冒頭でも綴っているようにフルサイズ機に乗り換えるのには、金銭面的なハードルが高いですよね。
そのハードルがサポートの終了によってかなり下がっています。
僕がまだフルサイズを持っていなければ飛びついていましたね!
あのイルコ氏(@ilkoallexandrof)も、こんな名機が格安になってるで!チャンスやで!と言っておられます。
フルサイズにすると何が変わるのか?
ここですこし話がそれますが、フルサイズにすると何が変わるのか?どんなメリットがあるのか?を紹介したいと思います。
より広範囲が写せる
ご存知の方も多いかもしれませんが、APS-Cのセンサーサイズではレンズが持っている画角をフルに活用できていません。
レンズに記載されている焦点距離に応じて、画角が広くなったり狭くなったりしますが、レンズに書かれている焦点距離はフルサイズ機を基準とした数値ですので、APS-C機で焦点距離50mmのレンズを使ったとしたら画角は75mmと同等となります。
話すと長くなるので簡単にいうと、レンズの画角ポテンシャルをフル活用できず、写せる範囲が狭くなるのです。(映像を受けるセンサーサイズがフルサイズ機に比べて小さいので、クロップされた状態になります。望遠性を高めるために、あえてAPS-Cを使う場合もあります。)
フルサイズ機を使うことで、今までのレンズ(フルサイズ対応のもの)でより広範囲を写せるようになります。
ボケ量が多くなる
センサーサイズが大きくなることでボケが部分が強くなり、より一層綺麗なボケを表現することができます。
白とび、黒つぶれに強くなる
フルサイズ機種になると、センサーサイズが大きいため一画素あたりの受光面積が増えるため、朝焼け・夕焼けなどの空のグラデーションがより綺麗になったり、明暗差が激しいシーンでも白とびや黒つぶれがしにくくなります。
つまり、色の表現がより豊かになるのです。
夜景が綺麗に撮りやすくなる
夜景においても、センサーサイズが大きくなることで取り込む光の量が多くなるので、APS-Cに比べてディティールがより繊細に、シャープに写すことができます。また、APS-Cに比べてノイズ耐性もあるのでノイズが発生しにくくなります。
EOS 5D Markⅱを選択するうえでの注意事項
フルサイズが格安で手に入るなんて最高!って思いますが、やはりデメリットというか注意しなければいけない部分があります。
メーカ修理が受けられない
これはサポートが終了しているので百も承知でしょうが、残念な部分です。
しかし、メーカサポートが終了しているだけであって、カメラのキタムラなどのメーカ外で修理を受けられる可能性があります。
もし心配なら事前に問い合わせてみましょう。
安いのは中古品
安い安いとはいっても、3万円台なのは中古品です。
店舗で購入する場合、手に取ってみることもできるかもしれませんが、ネットだとそうはいきません。
大半のネットショップは商品状態を記載していますが、あくまでも目安ですので完全に信用することはできません。
最新機種に比べると劣る部分がある
フルサイズ機とはいえ、ひと昔前のカメラですので、機能的に最新のものに叶わない部分があります。
例えばノイズ耐性です。
技術が進歩するごとにノイズ耐性はより優れたものになっています。
5D Markⅱは10年前のカメラですので、今のカメラに比べるとノイズ耐性が若干弱く、ノイズが目立つようです。
まとめ
僕は初めてフルサイズ機を使った時、感動しました。
こんなにも違うのか!?と。
まぁ最初に使っていたのがEOS Kiss x7iっていうのも影響しているかもしれませんが。
EOS 5D Markⅱは少し古いとはいえ、フルサイズ機なうえに当時のフラッグシップモデルに匹敵するほどの性能です。
なるべく低予算でフルサイズを手に入れたい!という方には価格面、性能面から見てもオススメの逸品であると思います。
むしろ、サブ機で僕も欲しい・・・。
買う前に一度使ってみたい方はレンタルしてみるのもいいと思いますよ!