こんにちは!ユウスケ(stork_blog)です!
僕はCanon 6D markⅡというフルサイズ一眼レフのみで写真を撮り続けていました。
で、少し前にSONYのコンデジ『RX100(DSC-RX100)』を購入し、今では2台を使い分けて写真を撮っています。
この記事では、フルサイズを使っていた僕がなぜコンデジに、しかも約8年前に発売された初代RX100を購入したのかを書いています!
SONY RX100というコンデジ
コンデジというのはコンパクトデジタルカメラのことです。
今はスマホの普及、性能の向上により、スマホのカメラが主流となっていましたが、少し前まではこのコンデジが一般的なデジタルカメラでした。
(ちなみにうちの親が初めて買ってきたカメラは、80万画素という今では考えられない画素数のデジカメでしたw センサーサイズは不明w)
で、このSONYのコンデジRX100(DSC-RX100)は2012年6月に発売されたカメラで、コンデジの中でも高級コンデジにカテゴライズされるものでした。(サイバーショットシリーズでは最上位モデル)
1.0型CMOSセンサー搭載
カメラのコアな部分とも言えるイメージセンサー。
ある程度カメラを知っている方であれば、重要性は十分にわかると思います。
センサーサイズが大きければ大きいほどカメラは光を取り込むことができるので、黒つぶれや白とびが発生しにくく、色の階調も豊かになり綺麗な写真が撮りやすくなります。
また、暗闇の撮影に於いてもセンサーサイズが大きい方がノイズへの耐性は強くなります。
で、RX100のイメージセンサーの1.0型というのはコンデジの中では最大級の大きさになります。
一般的なコンデジのセンサーサイズは1/1.7型や1/2.3型で、このセンサーサイズに比べて2.8倍〜4倍大きいのが1.0型です。
RX-100のセンサーがいかに大きいか一目瞭然ですね。
当然、スマホのセンサーサイズよりも大きいです。
そして、このRX100のイメージセンサーは特殊な技術により、下位機種のサイバーショットに比べて4倍もの受光面積を持っているので、より多くの光を取り込むことができます。
レンズはあのZEISS(ツァイス)製で大口径F1.8
ソニーといえばZEISSですよね。
もちろんRX100にもZEISSレンズが搭載されています。しかも大口径F1.8という明るいレンズが。
一眼レフを持っている僕からすれば、あのZEISSのズームレンズ(28-100mm)がポケットに入るなんて!という興奮しかありません!
ZEISSのレンズなので、描写性能もコンデジにしては申し分なしです。むしろ一眼レフに匹敵するくらいの描写力です。
また、バリオ・ゾナーT*レンズなので「T*(ティースター)コーティング」が施されているため、不要な反射光を低減し、描写力を発揮します。
開放F1.8に加え、1.0型のイメージセンサーも搭載しているので、ボケも綺麗に表現してくれます。
iPhone Xs
【DSC-RX100】f/1.8 SS:1/400
レンズを使った光学ズームは3.6倍(焦点距離100mm)ですが、全画素超解像ズームを使えばある程度の画質低下はありますが、極力画質の低下を抑えたズームで7.2倍までのズームが可能です。
なぜRX100を買ったのか?
フルサイズ一眼を持っているのに、コンデジをなぜ買うのか?と疑問に思う方も中にはいらっしゃるかもしれません。
僕も正直な話、これまでコンデジには全くと言っていいほど興味が無く、コンデジを買うなんて微塵も思っていませんでした。
理由①コンパクトなカメラが欲しかった
僕は最近、ストリートスナップと言われる街撮りを主軸に写真を楽しんでいます。
街中でカメラを構えて、街の情緒だったり自分的に面白い瞬間を撮ったりするのですが、街中でデッカいフルサイズ一眼レフを持ち歩いていると自分が浮いた存在に感じるのと、周りの目に気を使いすぎてしまうのがネックで、最初は街中に写真を撮りに行くことが全然できませんでした。
そんな中、ツイッターでRX100の存在を知り、少しRX100について調べると自分の欲しいスペックをクリアしていることを知り、即購入。
いざ使ってみると、軽くてポケットに忍ばせておくことができるサイズで、ここぞ!ってときに躊躇無くサッと取り出せるので、ストリートスナップが捗っています。周りの目もあまり気になりませんし。
余談ですが、アルミボディなのでちゃちさは無く、むしろ高級感が漂っています。
コンデジ『RX100』デビューしちゃいました。
この大阪の写真もRX100です。
初代ですが、携帯性、瞬発性、描写性文句なしです!
コスパやばし! pic.twitter.com/jqN38CpjfJ— YUSUKE (@stork_blog) January 13, 2020
理由②画質に妥協したくなかった
【DCS-RX100】f/5.6 SS:1/200 ISO:125
コンデジを買うにあたって、気になったのが画質です。
フルサイズ一眼レフのような階調豊かな画質は無理だとしても、スマホ以下だと嫌だな…っていうのが念頭にありました。
しかし、RX100は泣く子も黙るSONY製品で、レンズはZEISS。しかもコンデジでは大型の1.0型イメージセンサーを搭載しています。
有効画素数も2020万画素なので、プリントする場合も心配ありません。
理由③ズームができる
【DCS-RX100】f/8.0 SS:1/160 ISO:1600
ズーム性能はスマホとコンデジを差別化する上で重要なポイントでした。
正直な話、最近のスマホは超優秀なのでスナップはスマホでも可能だと思います。
しかし、スマホの弱点はズームができないもしくはズーム性能が弱いんです。
スマホでズームするとなると結構な画質低下に繋がります。
その点では、レンズを使った光学ズームができるコンデジが強いんです。
しかもRX100は3.7倍(焦点距離100mm相当)ズームができるので、スナップに於いてはほとんどの状況をカバーすることができます。
物足りないポイント
RX100は使い勝手が良く、性能面でも合格ラインですが、やはりコンデジが故に物足りなさもあります。
①構えにくい
個人的な話になりますが、RX100は少しホールドしにくい気がします。(僕の持ち方が悪いだけだと思いますが)
一眼レフだと、カメラ本体とレンズを左右の手で持ちやすいので、しっかりとカメラ本体を支えることができますが、コンデジのRX100はコンパクト過ぎてしっかりとホールドできません。(無い物ねだり感が半端ないですねw)
シャッタースピードをあげている日中はいいのですが、暗くなり始めると注意しなければブレてしまうことが多々あります。(僕の修行不足です。)
②ファインダーがない
RXシリーズはM3からファインダーが付いていますが、初代のDSC-RX100にはファインダーが付いていません。
逆光時など液晶が見えにくい時はかなり苦労します。
ファインダーのありがたみを再認識しました。
③Wi-Fiが内臓されていない
初代なので仕方がないんですが、残念ポイントです。
フラッシュエアーなどのWi-Fi内臓のSDカードを使えばいいのですが、RAWファイルの転送が結構遅くて…。
Wi-Fiが無いのは百も承知で購入したのでそんなに困ってはいませんが…。
④暗いシーンは弱め
暗いシーンはノイズが乗りがちです。
まぁフルサイズのノイズ耐性を知っているが故に気になるポイントかもしれません。
ロケーションによりますが、日が暮れてからでも問題なく撮ることはできます。
⑤電源入れてからが少し遅い
若干ですが、電源を入れてからシャッターが切れるまで少しラグがある気がします。
まぁコンデジなので、レンズが飛び出す時間を考えると当然かなとは思います。
物足りないポイントまとめ
色々書きましたが、実質、本当に物足りなさを感じている部分はファインダーが無いってことぐらいで、本当によくできたカメラだと思います!
十分、コスト以上の力を発揮していますし、昼間なんかは一眼レフに負けず劣らずの画質で撮れます。
DSC-RX100作例
ストリートスナップ初心者の作例ですが、ご参考に見ていってください!