古いチャイムをカメラ付きインターホンに交換できる?配線・費用・工事不要の選び方

インターホン

古いチャイムをカメラ付きインターホンへ交換できる場合はあります。ただし、玄関ボタンと室内チャイムの既存配線を使えるか、モニター親機の設置場所に電源があるか、既設チャイムが電源直結式かによって、必要な工事と費用は変わります。

配線工事を避けたい場合は、玄関子機と室内親機の間が無線のワイヤレス機種や、古い設備を残して別のカメラ付き機器を追加する方法も選択肢です。賃貸・マンションでは、機器選びや工事依頼より先に貸主・管理会社・管理組合へ確認してください。

この記事は実機の使用・施工体験ではなく、アイホン、パナソニック、工事サービス、家電量販店の公式情報をもとに編集しています。製品の現行状況と工事料金の確認日は2026年8月24日です。


目次

最初に、ご自宅の状況と進むべき方向を確認してください。

※比較表は横にスクロールできます。

いまの状況最初に確認すること次の判断
戸建てで古いチャイムを交換したい玄関ボタン、室内チャイムの高さ、近くの電源既存配線を使えるか施工業者へ確認する
チャイムが天井近くにあるモニター親機を目線の高さに置けるか配線延長や露出モールの要否を確認する
設置場所の近くにコンセントがない新しい親機・充電台の電源方式電源工事が必要か電気工事士へ相談する
玄関から室内まで配線したくない玄関子機と室内親機の両方が無線か工事不要のワイヤレス機種を比較する
古いチャイムを外したくない既存設備を残したまま別の機器を固定できるか独立したカメラ付き機器の追加設置を検討する
賃貸・マンションに住んでいる貸主、管理会社、管理組合の許可と設備の連動無断で交換せず管理側へ先に確認する
配線や電源方式が分からない外から見える電源コード、乾電池、型番表示機器を外さず写真を用意して業者へ相談する

最初に確認する項目は次の5つです。

  • 玄関の押しボタンと室内チャイムの外観。
  • 室内チャイムが天井近くか、目線の高さか。
  • 外から見えるコンセント、電源コード、乾電池の有無。
  • 持ち家の戸建て、賃貸、分譲マンションのどれに当てはまるか。
  • 既存設備を交換したいか、残して追加設置したいか。

確認は、機器を取り外さず外から安全に見える範囲に限ってください。電源コードが見えない機器の内部や壁内配線には触れないでください。


古いチャイムはカメラ付きインターホンへ交換できる?

古い押しボタン式チャイムも、設置条件が合えばカメラ付きインターホンやテレビドアホンへ交換できます。ただし、玄関ボタンと室内チャイムがあるだけで、既存配線を必ずそのまま利用できるわけではありません。

チャイムからの交換では、玄関側をカメラ付き玄関子機へ変更し、室内側へ映像を確認するモニター親機を設置します。既存の室内チャイムが天井近くにあると、その位置にモニターを付けても画面を見にくいため、目線の高さまでの配線施工が必要になる場合があります。

判断の分かれ目は「既存配線」「モニター親機の位置」「親機の電源」「既設設備の撤去」「住まいの許可」の5点です。条件が合わない場合でも、玄関子機と室内親機が無線の製品や追加設置で対応できる可能性があります。

最初に確認するのはチャイムの種類・設置位置・電源

確認する順番は、玄関ボタンと室内チャイムの位置、電源の取り方、住まいの種類です。分解や取り外しはせず、見える情報だけを整理してください。

玄関の押しボタンと室内チャイムが配線でつながっている場合

玄関の押しボタンを押すと室内のチャイムが鳴る設備では、ボタンと室内機器が配線でつながっていることがあります。ただし、配線の本数、種類、長さ、劣化、途中の接続方法は住まいによって異なります。

既存線を流用できるかは、新しい機器の仕様と既設配線の状態を照合して施工業者が判断します。壁の中の線を引き出す、端子を調べる、用途不明の線を切るといった確認は避けてください。

乾電池式・電源プラグ式・電源直結式の違い

交換の難易度は、現在のチャイムと交換後の親機がどこから電気を取るかで変わります。コードが見えない場合は乾電池式と決めつけず、直結式の可能性を考えてください。

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電源方式外から分かる手がかり注意点相談の目安
乾電池式以前に電池交換をした記憶がある新しいモニター親機には別途コンセントが必要な場合がある電池の有無が分からないときは機器を開けず相談する
電源プラグ式電源コードが見えており、コンセントへつながっている交換後の設置位置にコンセントが届くとは限らない配線の新設、移設、壁内作業があれば業者へ相談する
電源直結式電源コードが見えず、壁内から電源線が直接つながる場合があるAC100V電源線の取り外し・接続には電気工事士が必要取り外さず電気工事士へ依頼する
判断できない型番が見えない、配線の用途が分からない見た目だけで直結式かどうかを確定できない場合がある外観写真を用意して管理側または業者へ相談する

新しい親機が電源プラグ式でも、古いチャイムが電源直結式であれば、既設機器の取り外しと電源線の処理は別途検討が必要です。新旧どちらかだけを見て「自分で交換できる」と判断しないでください。

室内チャイムが天井近くにある場合

室内チャイムが高い位置にある住宅では、モニター親機を見やすい高さに移すため、室内側の配線延長が必要になる場合があります。アイホンも、天井近くのチャイムから目線の高さのテレビドアホンまで、露出モールなどによる配線施工が必要になるケースを案内しています。

さらに、モニター親機の設置予定位置にAC100Vの電源がなければ、電源工事を電気工事士へ依頼する必要があります。「玄関から室内まで既存線があること」と「親機を希望の位置に設置できること」は別の条件です。


型番が分からない場合は写真を用意する

型番が分からなくても、玄関ボタン、室内チャイム、周囲の壁、近くのコンセントの写真があれば、施工業者へ状況を説明しやすくなります。型番ラベルが外から見える場合だけ撮影してください。

脚立を使って高所の機器を外す、カバーを開けて配線を撮る、ブレーカー操作だけで安全と判断する必要はありません。写真で判断できない部分は現地調査で確認してもらいましょう。

チャイムからテレビドアホンへ変更する3つの方法

選択肢は、既存配線を活用した有線交換、玄関子機と室内親機が無線の製品への変更、既存設備を残した追加設置の3つです。正解は、工事の可否と既存設備を外せるかで変わります。

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方法向いている状況事前に必要な確認注意点
既存配線を使う有線テレビドアホン配線を流用でき、室内親機を適切な位置に設置できる配線の適合、劣化、親機の電源、設置位置直結式の撤去や電源工事は電気工事士へ依頼する
玄関子機と室内親機が無線の機種玄関から室内までの新しい配線を避けたい電波環境、電池、親機の充電場所、玄関子機の固定方法古い直結式設備の撤去や残存配線の処理は別問題
既存設備を残して別機器を追加古いチャイムを撤去したくない、管理側の条件に合わせたい追加機器の固定許可、撮影範囲、既存設備の継続利用呼出ボタンが2つになる場合があり、賃貸・マンションは許可が必要


既存配線を活用して有線テレビドアホンへ交換する

既存の配線が新しいテレビドアホンに適合し、モニター親機の位置と電源を確保できれば、有線機種へ交換できる場合があります。機種の選択肢を広げやすい一方、古いチャイムが高い位置にあると配線延長が必要です。

固定電話、火災警報器、集合玄関機、管理室などと既存設備が連動している場合は、単純な交換で同じ機能を維持できるとは限りません。既存線の流用可否と連動機能の扱いは、購入前に施工業者または管理側へ確認してください。

玄関子機と親機が無線のワイヤレス機種を選ぶ

玄関のカメラ付き子機と室内のモニター親機の間が無線なら、両者を結ぶ新しい配線工事を避けられます。室内親機は充電台やACアダプターを使う機種があるため、充電場所にはコンセントが必要です。

「室内の持ち運び用子機だけが無線」のテレビドアホンは、玄関子機と固定親機の間に配線が必要なことがあります。商品名に「ワイヤレス」と書かれていても、玄関子機と室内親機の間が無線かを確認してください。

既存設備を残して別のカメラ付き機器を追加する

古いチャイムを取り外せない場合は、既存設備を使い続けながら、独立したワイヤレスドアホンやカメラ付き機器を追加する方法があります。直結式の旧チャイムを無理に撤去せずに、玄関先の映像確認を補える場合があります。

ただし、玄関側に呼出ボタンが2つ並ぶと来訪者が迷うことがあります。撮影範囲が隣家や共用廊下へ広がらないか、固定方法が壁や扉を傷付けないか、管理側が追加設置を認めているかも確認してください。

工事が必要になる条件と自分で触れてはいけない部分

配線の延長、AC100V電源線の取り扱い、コンセントの新設・移設、壁内配線の調査が必要な場合は、自分で作業せず専門業者へ相談してください。特に電源直結式の取り外し・取り付けは電気工事士への依頼が前提です。

モニター親機までの配線延長

天井近くのチャイムから目線の高さへモニター親機を移す場合、既存配線だけでは届かないことがあります。露出モールを使用するか、別の配線方法を選ぶかは、壁の構造と見た目の希望を踏まえて施工業者が判断します。

玄関から室内までの線が残っていても、途中の劣化、長さ不足、規格の違いによって流用できないことがあります。線の切断、延長、壁内への押し込みを自分で行わないでください。

電源直結式の撤去と接続

AC100V電源線が機器へ直接接続されている設備の取り外し・取り付けには、電気工事士の資格が必要です。新しい機種が電池式やワイヤレスであっても、古い直結式チャイムの撤去と電源線の処理は別途、電気工事士へ依頼してください。

電源コードが外から見えないからといって、電池式だと決めつけることはできません。電源方式を確認するために機器を外すことも避けましょう。

コンセントの増設・移設

有線テレビドアホンのモニター親機や、ワイヤレス親機の充電台には、電源プラグを接続する場所が必要なことがあります。設置したい場所の近くにコンセントがない場合は、電源工事が必要か確認してください。

コンセントの新設・移設やAC100V配線の接続は、電気工事士へ依頼します。延長コードを通路へ常設する方法も、転倒や抜け落ちの原因になるため、設置環境に応じて判断しましょう。

壁内配線・用途不明線・門柱やポストへの埋め込み

用途が分からない配線、壁内の配線、門柱やポストに埋め込まれた玄関ボタンは、通常の露出型とは施工条件が異なります。タイルやコンクリート壁では、穴あけ、防水、補修、固定部材の確認も必要です。

賃貸住宅では貸主・管理会社へ、分譲マンションでは管理会社・管理組合へ先に確認してください。オートロック、集合玄関機、管理室、火災・ガス・非常警報などと連動している設備は、個人判断で取り外したり、一般的な戸建て用機種へ単独交換したりしないでください。



持ち家の戸建てなどで施工業者を自分で選べる場合は、古いチャイムの電源方式、配線延長、親機の設置場所をまとめて相談できます。電気工事110番は、地域の加盟店を紹介する相談先の一つです。相談・見積もりは原則無料と案内されていますが、対応地域、加盟店、現場状況によっては、事前説明のうえで調査・見積もりに費用がかかる場合があります。

申し込み前に、対応地域、調査・見積もり費用、出張費、キャンセル条件、追加工事費、保証を確認してください。賃貸・マンションで管理側の許可が必要な場合は、先に指定された窓口へ相談しましょう。

チャイム交換にかかる費用の考え方

チャイムからテレビドアホンへ変更する費用は、機器の本体価格だけでは判断できません。本体代、取付工事、既存機器の取り外し、配線延長、電源工事、出張費、処分費を分けて確認してください。

本体代・取付工事・配線工事・電源工事を分ける

見積書では、次の項目が含まれているかを確認します。本体価格が安くても、配線延長やコンセント増設が必要であれば総額は上がります。

  • テレビドアホンまたはワイヤレス機種の本体代。
  • 玄関子機と室内親機の取付工事費。
  • 古い玄関ボタンと室内チャイムの取り外し費。
  • 室内親機までの配線延長、露出配線、配線モールの費用。
  • 電源直結工事、コンセント増設・移設などの電源工事費。
  • 出張費、壁面加工、古い機器の処分、工事後の保証。

既存配線を使える場合と新設が必要な場合

既存配線が適合し、室内親機の設置位置と電源も確保できる場合は、必要な追加工事を減らせる可能性があります。ただし、既存線が古い、途中で届かない、親機を別の場所へ移すといった場合は、配線工事の費用が別途かかります。

玄関子機と室内親機が無線の製品なら、両者を結ぶ新規配線は不要です。それでも、既設の直結式チャイムを撤去する場合は撤去・配線処理の費用、親機の充電場所に電源がない場合は電源工事の費用が発生することがあります。

メーカー・量販店・工事サービスの公式料金例

2026年8月24日に確認できた公式の工事料金は次のとおりです。掲載金額は個別作業の料金例であり、いずれもテレビドアホン本体を含む交換総額ではありません。

※比較表は横にスクロールできます。

依頼先作業内容公式掲載料金確認する条件
エディオンインターホン設置5,500円(税込)既存配線利用・ワイヤレスドアホン取付を含む。電源工事は別途。
エディオン露出配線15mまで5,500円(税込)設置費や電源工事とは別の工事項目。
エディオン露出配線の延長1mごと440円(税込)実際の配線経路と必要な長さを確認。
ビックカメラドアホン設置の基本料金4,400円(税込)設置状況に応じて追加料金。本体代は別途。
ビックカメラ既存機器の取り外し1台ごと2,200円~(税込)取り外した機器の処分は行わないと案内。
ビックカメラドアホン用2芯線の配線10mごと1,320円~(税込)配線モール、穴あけ、出張費などは別途確認。
電気工事110番インターホン配線工事6,600円~(税込)配線工事の開始価格。本体、設置、撤去、電源工事を含む総額ではない。

例えば、エディオンで設置5,500円と露出配線15mまで5,500円の両方が必要な条件なら、2項目の合計は11,000円です。ただし、これは本体代、電源工事、取り外し、出張費、処分費を含まない仮の計算例であり、実際の請求項目は事前に確認してください。

電気工事110番の6,600円~も、インターホン配線工事の開始価格です。6,600円だけでチャイムとテレビドアホン本体を含む交換が完了するという意味ではありません。

見積もり前に用意する写真と確認事項

見積もりの精度を上げるには、現在の設備と設置希望場所をまとめて伝えることが大切です。撮影は、分解や高所作業をせずに安全な位置から行ってください。

  • 玄関の押しボタンと周辺の壁・門柱の写真。
  • 室内チャイム全体と設置されている高さが分かる写真。
  • モニター親機を設置したい場所の写真。
  • 周囲にあるコンセントと、外から見える電源コードの写真。
  • 見える範囲にあるメーカー名と型番。
  • 戸建て・賃貸・分譲マンションの区分と、管理側の許可状況。
  • 既存設備を撤去したいか、残したいか。
  • 本体持ち込みの可否、出張費、キャンセル条件、処分費、保証。



持ち家の戸建てなどで工事相談が必要な場合は、既存チャイムの撤去、配線延長、電源工事まで含めた条件を伝えてください。調査・見積もりは原則無料でも、地域・加盟店・現場状況によっては、事前説明のうえで費用が発生する場合があります。

複数の依頼先を比較する場合も、同じ世帯から同一内容の問い合わせを繰り返さないでください。賃貸・マンションでは、管理側に指定工事店や申請手続きがないか先に確認しましょう。

工事不要の機種が向く人と向かない人

工事不要のワイヤレス機種は、玄関子機と室内親機の間に新しい配線を通したくない家庭に向きます。一方、電波が届きにくい住宅、電池交換を避けたい場合、既設の直結式設備を撤去したい場合は、条件を慎重に確認してください。

WL-11とVS-SGZ20Lは玄関子機と室内親機の間が無線

2026年8月24日時点で、アイホン「WL-11」とパナソニック「VS-SGZ20L」は、各メーカーの現行商品案内に掲載されています。どちらも玄関子機とモニター親機の間を無線でつなぐ製品です。

※比較表は横にスクロールできます。

セット型番無線になる区間玄関子機と親機の電源録画方式購入前の注意
アイホン WL-11
親機:WL-1ME
玄関子機:WL-DA
カメラ付き玄関子機-室内モニター親機玄関子機は単3形電池6本。親機は電池パックとACアダプター式の充電台。本体に静止画を最大100件、1件あたり最大3画面保存。録音はできない。玄関1台・室内1台。サインポストへの取り付けはできない。
パナソニック VS-SGZ20L
親機:VS-MGZ20
玄関子機:VS-VG562L-S
ワイヤレス玄関子機-ワイヤレスモニター親機玄関子機は単3形電池6本。親機は充電台をコンセントにつないで使用。本体に静止画3枚を1件として最大100件保存。玄関1台・室内1台。最大2年の電池寿命には推奨電池と設定条件がある。

どちらも「ワイヤレス」と表示されていても、親機の充電台にはコンセントが必要です。また、来訪者を応対中に動画のように表示できることと、動画として保存できることは別です。上記2機種の保存方式は静止画で、常時録画や音声付き動画の保存を前提に選ぶ機種ではありません。

電池交換・通信距離・録画方式・賃貸での固定条件

電池寿命の最大値は、メーカーが指定する推奨電池、温度、使用回数、省電力設定などを満たした場合の目安です。呼出回数が多い場合や気温が低い環境では短くなることがあります。

メーカーが示す「見通し約100m」は、障害物がない条件での目安です。住宅内では壁、床、金属扉、断熱材、門柱、別棟との距離によって電波が弱くなり、映像や通話が不安定になる場合があります。

録画は静止画か動画か、保存先が本体かSDカードか、音声を保存できるかを分けて確認してください。賃貸住宅では、ネジ止めだけでなく、強い両面テープや金具の固定も管理側の許可と原状回復条件を確認します。

ワイヤレスでも既設設備の撤去は別問題

工事不要という説明は、主に新しい玄関子機と室内親機の間に通信配線が不要という意味です。古い電源直結式チャイムを外すこと、残ったAC100V電源線を処理すること、コンセントを新設することまで不要になるわけではありません。

既設設備を残せる場合は、管理側の許可を得たうえで独立した機器を追加する方法もあります。撤去が必要か、残したまま運用できるかを分けて相談してください。

賃貸・マンションで交換する前の確認

賃貸住宅やマンションでは、チャイムが室内にある場合でも、設備の所有者や管理規約によって自由に交換できないことがあります。購入や業者手配より先に、許可が必要か確認してください。

貸主・管理会社への確認

賃貸住宅のチャイムやインターホンは、貸主が設置した設備の可能性があります。取り替えだけでなく、玄関ドアや外壁への穴あけ、強い粘着テープの使用、既存ボタンの取り外しも事前確認が必要です。

管理会社へは「既存チャイムを交換したいのか」「既存設備を残してカメラ付き機器を追加したいのか」「ネジ止めや両面テープを使うのか」を分けて伝えると判断してもらいやすくなります。

集合玄関機・オートロック・管理室・警報設備との連動

分譲マンションでも、玄関側の機器、共用廊下、オートロック、集合玄関機が管理規約上の共用部分に関わる場合があります。室内機器が管理室や火災・ガス・非常警報と連動している場合は、単独交換によって必要な機能が使えなくなるおそれがあります。

マンションの設備を戸建て用テレビドアホンへ直接置き換えられるかは、管理会社・管理組合と既存システムの施工業者が判断します。許可が下りない場合でも、独立した追加機器が認められるかは別途相談できる場合があります。

無断の穴あけ・貼り付け・取り外しを避ける

ネジを使わない製品でも、貼り付け跡、塗装の剥がれ、玄関ドアの変形などによって原状回復が必要になることがあります。共用廊下を撮影する場合は、近隣住戸や通行人のプライバシーにも配慮してください。

管理側から指定工事店や申請方法を案内された場合は、その指示を優先します。広告や工事相談サービスの利用より、設備の所有者と管理規約の確認が先です。

交換後に確認する映像・呼出・録画・夜間のチェック

交換できたかどうかは、画面が映るだけでなく、実際に来客対応できるかで確認します。施工完了後は、設置業者と一緒に基本動作と追加料金の内訳を確認してください。

  • 玄関ボタンを押したとき、室内親機が正しく鳴るか。
  • 来訪者の顔が昼間と夜間に確認できるか。
  • カメラの角度が隣家や共用廊下を過度に映していないか。
  • 親機と玄関子機の間で映像や通話が途切れないか。
  • 録画が保存されるか、静止画か動画か、音声の有無は希望どおりか。
  • ワイヤレス機種の電池交換方法と充電場所を把握できているか。
  • 古いチャイムの撤去、残存配線の処理、処分の担当が明確か。
  • 火災・ガス・非常警報やオートロックの機能に影響していないか。
  • 工事費、追加料金、保証条件が見積もりと一致しているか。

よくある質問

古いチャイムをカメラ付きインターホンへ交換できますか?

既存配線、設置位置、電源、住まいの許可条件が合えば交換できる場合があります。条件が合わないときは、玄関子機と室内親機が無線の機種や、既存設備を残した追加設置を検討してください。

既存のチャイム配線をそのまま使えますか?

使える場合はありますが、配線の種類、長さ、劣化、機器との適合によって異なります。機器を外して調べず、メーカー名、型番、外観写真を施工業者へ伝えてください。

チャイムが天井近くにあっても交換できますか?

交換できる場合がありますが、目線の高さのモニター親機まで配線を延長する工事が必要になることがあります。親機を置く場所に電源があるかも併せて確認してください。

モニター親機の近くにコンセントは必要ですか?

電源プラグ式の親機やワイヤレス親機の充電台には、コンセントが必要な場合があります。近くに電源がない場合は、設置位置の変更または電気工事士による電源工事を相談してください。

電源直結式かどうかは自分で分かりますか?

外から見える電源コードや電池交換の履歴が判断材料になりますが、見た目だけで確定できない場合があります。コードが見えない機器は外さず、写真を用意して電気工事士へ相談してください。

電源コードが見えないチャイムを外してよいですか?

自己判断で外さないでください。AC100V電源線が直接接続されている可能性があり、取り外しや配線処理には電気工事士が必要です。

ワイヤレスなら工事は完全に不要ですか?

玄関子機と室内親機の間の通信配線が不要でも、既設の直結式設備の撤去、電源線の処理、コンセントの増設は別途工事が必要になる場合があります。どの区間が無線かを確認してください。

古いチャイムを残したままカメラを追加できますか?

独立したワイヤレスドアホンやカメラ付き機器を追加できる場合があります。ただし、固定方法、撮影範囲、呼出ボタンの使い分け、賃貸・マンションでの許可を確認してください。

交換に必要な費用は何によって変わりますか?

本体代、取付工事、既存機器の撤去、配線延長、電源工事、出張費、処分費によって変わります。表示された基本工事料金や配線工事の開始価格だけで総額を判断しないでください。

賃貸住宅でも交換できますか?

貸主または管理会社が認める場合に限って交換や追加設置を検討できます。ネジ止め、粘着テープ、既存設備の取り外し、退去時の原状回復条件を事前に確認してください。

マンションのチャイムを個人で交換できますか?

管理規約、設備の所有区分、オートロックや警報設備との連動によって異なります。管理会社・管理組合へ確認し、指定工事店や申請方法がある場合はその指示に従ってください。

工事を頼む前に何を準備すればよいですか?

玄関ボタン、室内チャイム、設置希望場所、近くのコンセントの写真を準備してください。見える範囲の型番、住まいの種類、管理側の許可、既存設備を撤去するかどうかも伝えると相談しやすくなります。

まとめ|配線・電源・住まいの条件から交換方法を選ぶ

古いチャイムをカメラ付きインターホンへ交換できるかは、既存配線、モニター親機の位置、電源、既設設備の撤去、住まいの許可によって決まります。天井近くのチャイムを目線の高さへ移す場合や、近くにコンセントがない場合は、追加工事が必要になることがあります。

  • 既存配線と電源を確保できる場合は、有線テレビドアホンへの交換を検討する。
  • 玄関から室内まで新しい配線を通したくない場合は、玄関子機と親機の間が無線の機種を選ぶ。
  • 電源直結式、用途不明の配線、コンセント新設がある場合は、機器を外さず電気工事士へ相談する。
  • 古いチャイムを外せない場合は、既存設備を残した追加設置が可能か確認する。
  • 賃貸・マンションでは、工事相談より先に貸主・管理会社・管理組合へ確認する。

基本工事料金や「工事不要」という表示だけで決めず、ご自宅で必要な作業と許可条件を一つずつ確認してから購入・依頼してください。

参考にした公式情報